20GBで何ができる?動画・SNS・テザリングの目安と足りる人・足りない人

「スマホの20GBって、実際どのくらい使えるの?」

格安SIMやスマホ料金を見直していると、20GB前後のプランをよく見かけます。

ただ、20GBという数字だけを見ても、自分に多いのか少ないのか分かりにくいですよね。

結論からいうと、自宅ではWi-Fiを使い、外出先ではSNS・Web閲覧・音楽・ときどき動画を見る程度なら、20GBで足りる可能性は高いです。

一方で、Wi-Fiがない場所で高画質動画を長時間見る人や、テザリングでパソコンを頻繁に使う人は、20GBでは足りない可能性があります。

また、「20GBなら動画を○時間見られる」という数字だけで容量を決めるのはおすすめしません。動画は画質によってデータ使用量が大きく変わるからです。

この記事では、20GBでできることを用途別に整理したうえで、自分が本当に20GBを選ぶべきか判断する方法まで解説します。


目次

20GBは1日あたり約0.67GB使える計算

20GBを1カ月30日として単純に割ると、

20GB ÷ 30日 ≒ 0.67GB

です。

つまり、1日平均では約670MB使える計算になります。

ただし、毎日670MBずつ均等に使う必要はありません。

平日はSNSやLINEだけでほとんど使わず、休日に動画をまとめて見るといった使い方でも、1カ月の合計が20GB以内なら問題ありません。

重要なのは、「1日何GB使えるか」よりも、Wi-Fiのない場所で何にデータ通信を使っているかです。


20GBで何ができる?用途別の目安

20GBで利用できる量を、代表的な使い方で見てみましょう。

実際の通信量は、画質・コンテンツ・アプリの設定・通信環境などによって変わるため、以下はあくまで目安です。

用途20GBで利用できる目安
ニュースサイト閲覧約13万ページ
メール送受信約4万通
LINE音声通話約800時間
LINEビデオ通話約60時間
中画質程度のネット動画約80時間
YouTube 720p相当約30時間
音楽ストリーミング約360時間

Web閲覧やメール、音声通話だけで20GBを使い切るケースは多くありません。

20GBで足りるかどうかを左右しやすいのは、動画・ビデオ通話・テザリングです。


YouTubeは20GBで何時間見られる?

YouTubeの通信量は、画質によってかなり変わります。

高画質を選ぶほどデータ使用量は増え、「自動」に設定している場合は通信環境や端末によって再生画質が変化します。

720p程度を一つの目安にすると、20GBで視聴できる時間はおおむね20〜30時間程度と考えておくとよいでしょう。

1日あたりにすると、約40分〜1時間です。

通勤や昼休みに毎日少し見る程度なら20GBでも収まりやすいですが、外出先で毎日2時間以上見る場合は、20GBでは不足する可能性が高くなります。

また、YouTube Shortsのような短い動画でも、長時間連続して視聴すると意外に通信量が増えます。

「短い動画だからギガを使わない」とは限りません。


Netflixは画質によって20GBの持ちが大きく変わる

動画サービスは、画質によってデータ使用量が大きく変わります。

Netflixでは、設定によって1時間あたりのデータ使用量が大きく異なります。

Netflixの画質設定1時間あたりの目安20GBで見られる単純計算
低画質最大約0.3GB約66時間
中画質最大約0.7GB約28時間
標準画質最大約1GB約20時間
HD最大約3GB約6〜7時間
4K最大約7GB約3時間

同じNetflixでも、低画質と4Kでは20GBで視聴できる時間が大きく変わります。

つまり、20GBで足りるかどうかを決めるのは、

「動画を見るかどうか」だけではなく、「どの画質で見るか」

です。

スマートフォンの画面では、外出中だけ画質を少し下げ、自宅のWi-Fiでは高画質に戻すという使い方もできます。


SNSなら20GBで足りる?

SNS中心なら、20GBで足りる可能性は比較的高いです。

ただし、「SNS」という一言でも通信量はかなり違います。

Xなどで文字中心の投稿を見る場合と、InstagramのリールやTikTokなどで動画を連続再生する場合では、データ使用量は同じではありません。

目安としては、

LINE・X・Web検索中心なら20GBで余裕が出やすい

一方で、

Instagram・TikTok・YouTube Shortsを長時間見る人は20GBを使い切る可能性が高くなる

と考えると分かりやすいでしょう。

「SNSしか使っていないのにギガが減る」という人は、動画の自動再生が多くなっていないか確認してみてください。


LINE通話なら20GBはかなり余裕がある

LINEの音声通話は、動画と比べるとデータ使用量は少なめです。

目安として、20GBあればLINE音声通話を数百時間利用できます。

そのため、LINEの音声通話が多いという理由だけで20GB以上を選ぶ必要性は高くありません。

一方、ビデオ通話は音声通話よりデータ使用量が増えます。

長時間のビデオ通話やオンライン飲み会をモバイル回線で頻繁に行う人は、通信量に注意しましょう。


Zoomなどのオンライン会議は注意

仕事でスマホ回線を使う人は、オンライン会議も確認しておきたいポイントです。

Zoomなどのビデオ会議では、

  • カメラをオンにする
  • HD画質を使う
  • 長時間会議をする
  • パソコンをテザリングして参加する

といった条件が重なると、データ使用量が増えます。

反対に、音声中心の会議では通信量をかなり抑えられます。

仕事で毎日のようにオンライン会議をする人は、「スマホとして20GBあれば十分」と考えるのではなく、仕事で使う通信量まで含めて判断することが重要です。


テザリングで20GBは足りる?

テザリングとは、スマートフォンのモバイル回線を使って、パソコンやタブレットなどをインターネットにつなぐ機能です。

メール確認、Web検索、簡単な資料作成程度なら、20GBでも十分使える場合があります。

しかし、テザリング先のパソコンで、

  • Zoomなどのビデオ会議
  • YouTubeや動画配信
  • 大容量ファイルのダウンロード
  • クラウドへのバックアップ
  • OSやアプリのアップデート

などを行うと、一気に通信量が増えることがあります。

そのため、

「外出先でたまにパソコンを使う」なら20GBでも候補

ですが、

「20GBを自宅Wi-Fi代わりにする」

という使い方には慎重になった方がよいでしょう。


自宅にWi-Fiがあるなら20GBで足りやすい

20GBを選ぶうえで、大きな分かれ目になるのが自宅Wi-Fiです。

自宅では、

  • 動画
  • ゲーム
  • アプリのアップデート
  • 写真や動画のバックアップ

をWi-Fiで行い、モバイル通信は外出中だけという人なら、20GBは比較的余裕を持ちやすくなります。

反対に自宅Wi-Fiがなく、スマートフォンのモバイル回線だけですべてを行う場合、動画の視聴量次第では20GBを簡単に超えてしまいます。

つまり、

「動画を見る人だから20GBでは足りない」のではありません。

大切なのは、

「Wi-Fiのない場所で、どれくらい動画を見るか」

です。


20GBで足りる人

20GBが向いている可能性が高いのは、次のような人です。

  • 自宅にはWi-Fiがある
  • 外出先ではLINEやWeb検索が中心
  • SNSを毎日使うが、動画ばかりではない
  • YouTubeを見るのは1日数十分程度
  • 音楽ストリーミングをよく使う
  • テザリングは必要なときだけ
  • 過去のデータ使用量が毎月15GB前後まで

このタイプなら、20GBは「少なすぎず、多すぎない」容量になりやすいでしょう。


20GBでは足りない可能性が高い人

反対に、次のような人は25GB・30GB以上も検討した方が安心です。

  • 自宅にWi-Fiがない
  • 通勤中などに毎日長時間動画を見る
  • Netflixなどを高画質で見る
  • InstagramやTikTokなど動画中心のSNSを長時間使う
  • 仕事でパソコンを頻繁にテザリングする
  • Zoomなどのビデオ会議が多い
  • 写真や動画をモバイル通信でクラウドへバックアップする
  • 毎月18〜20GB近くまで使っている

特に、「毎月19GBくらいだから20GBで大丈夫」と考えるのはおすすめしません。

旅行や出張などで普段より通信量が増えただけで、20GBを超える可能性があるからです。


20GBが自分に合うかは「過去3カ月」で判断する

20GBで何ができるかを計算するより確実なのが、自分が実際に何GB使っているか確認することです。

デジタル見直し帖では、容量を選ぶときの一つの目安として、

過去3カ月で最も多く使った月 × 1.2

で考える方法をおすすめします。

これは通信会社の公式基準ではなく、容量不足を防ぐために約20%の余裕を持たせた当サイト独自の目安です。

例えば、過去3カ月の最大使用量が14GBなら、

14GB × 1.2 = 16.8GB

なので、20GBプランが有力候補になります。

一方、最大18GBなら、

18GB × 1.2 = 21.6GB

です。

この場合は20GBギリギリではなく、25GBや30GB前後まで比較した方が安心です。

過去3カ月の最大使用量判断の目安
〜10GB20GBはかなり余裕がある可能性
10〜15GB20GBが有力
15〜17GB20GBでも候補
17〜20GB20GBはやや慎重に
20GB超25〜30GB以上を比較

「何となく20GB」を選ぶより、自分の実際の使用量を基準にした方が、無駄な料金を払いにくくなります。


iPhoneでデータ使用量を確認する方法

iPhoneでは、

設定 → モバイル通信

から、モバイルデータ通信の使用状況や、アプリごとの通信量を確認できます。

ただし、iPhoneに表示される集計期間と、契約している通信会社の請求期間が一致しているとは限りません。

そのため、最終的には契約中の通信会社のアプリやマイページで、過去数カ月分の使用量を確認するのがおすすめです。


Android・Galaxyでデータ使用量を確認する方法

Androidは、メーカーによって表示が多少異なります。

Galaxyでは一般的に、

設定 → 接続 → データ使用量 → モバイルデータ使用量

から確認できます。

実際にはこうやって過去の使用量を確認してから容量を選ぶのが確実です

Pixelなど他のAndroid端末でも、設定画面からモバイルデータ使用量やアプリ別の使用量を確認できます。

ただし、端末側で記録した使用量と、通信会社が計測するデータ量は完全に一致しない場合があります。

こちらも最終的には、通信会社側の利用量を確認しましょう。


20GBを節約するなら動画設定を見直す

現在20GBを少しだけ超えているなら、すぐ大容量プランへ変更する前に使い方を確認してみましょう。

特に効果が大きいのは動画です。

YouTubeなどでは、モバイル通信時の画質を下げることでデータ使用量を抑えられます。

また、iPhoneの省データモードやAndroidのデータセーバーを使うことで、バックグラウンド通信などを抑えることもできます。

少しの設定変更で月20GB以内に収まるなら、容量を増やして毎月の通信費を上げる必要はありません。


20GBと30GBで迷ったら「多い方」ではなく使い方で選ぶ

実際の料金プランも見たい方は、20〜30GBで安い格安SIM7社を比較した記事も参考にしてください。

20GBと30GBで迷ったとき、

「多い方を選んでおけば安心」

と考えがちです。

もちろん、容量不足を避けるという意味では間違いではありません。

しかし、毎月8GBしか使わない人が30GBを契約しても、使わなかった22GBに毎月お金を払う意味はあまりありません。

反対に毎月19GB使う人が、数百円を節約するため20GBを選び続けると、毎月残量を気にしながら使うことになります。

大切なのは、

一番容量が多いプランでも、一番安いプランでもなく、自分の使い方に合った容量を選ぶこと。

スマホ料金の見直しでは、この考え方が基本です。

20GBと30GBのどちらを選ぶべきか迷っている方は、20GBと30GBの違いを詳しく比較した記事も参考にしてください。


まとめ|20GBは「Wi-Fiあり+外出先で普通に使う人」の有力候補

20GBは、多くの人にとって使いやすいデータ容量です。

自宅ではWi-Fiを使い、外出先ではSNS・Web検索・LINE・音楽を中心に、ときどき動画を見る程度なら、20GBで足りる可能性は高いでしょう。

一方、

高画質動画を長時間見る
テザリングを頻繁に使う
自宅にWi-Fiがない
毎月すでに18〜20GB使っている

という人は、20GBにこだわらず25GB・30GB以上まで比較した方が合理的です。

そして一番確実なのは、「20GBで動画が何時間見られるか」を計算することではありません。

まず契約中の通信会社で、過去3カ月の実際のデータ使用量を確認してみてください。

その最大値に少し余裕を持たせれば、自分に必要な容量はかなり絞れます。

料金プランを見直すのは、そのあとで十分です。

安いプランへ変えることが目的ではなく、使わない容量に払いすぎず、必要な容量も削りすぎないこと。

それがスマホ料金を無理なく見直すコツです。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

家族のスマホ代や通信費、サブスクを見直すのが好きな40代会社員。自分でも料金プランを調べたり乗り換えたりしてきた経験をもとに、安さだけでなく、使いやすさや通信品質まで含めて「本当に自分に合うか」を考えて紹介しています。

コメント

コメントする

目次