「20GBで足りる気もするけど、30GBにしておいた方が安心かな?」
スマホ料金を見直していると、20GBと30GBのどちらを選ぶべきか迷うことがあります。
結論からいうと、自宅にWi-Fiがあり、毎月のデータ使用量が15GB前後までなら20GBが有力候補です。
一方で、毎月17〜20GB近く使う人や、外出先で動画を見ることが多い人、テザリングを使う人は、30GBの方が安心して使いやすくなります。
ただし、「多い方を選んでおけば安心」という理由だけで30GBを選ぶ必要はありません。
大切なのは、20GBと30GBのどちらが多いかではなく、自分が実際に何GB必要なのかです。
この記事では、20GBと30GBの違いを使い方別に比較し、自分に合ったデータ容量を判断する方法を解説します。
20GBと30GBの違いを先に比較
まず、20GBと30GBの違いを簡単に整理してみましょう。
| 比較 | 20GB | 30GB |
|---|---|---|
| 1カ月の容量 | 20GB | 30GB |
| 1日平均の目安 | 約0.67GB | 約1GB |
| 20GBとの差 | ― | +10GB |
| 容量比 | 基準 | 20GBの1.5倍 |
| 自宅Wi-Fiあり | 足りやすい | 余裕が出やすい |
| 動画を外でよく見る | やや注意 | 向いている |
| テザリング | 時々なら候補 | 比較的安心 |
| 毎月15GB以下 | 有力 | 多すぎる可能性 |
| 毎月20GB前後 | やや不安 | 有力 |
30GBは20GBより10GB多いだけに見えますが、割合で考えると容量は1.5倍です。
これは意外に大きな差です。
ただし、30GBを契約して毎月10GB以上余らせているなら、その容量が本当に必要なのか一度確認した方がよいでしょう。
20GBと30GBでは1日あたり約330MB違う
1カ月を30日として計算すると、
20GBの場合は、
20GB ÷ 30日 ≒ 0.67GB
30GBの場合は、
30GB ÷ 30日 = 1GB
です。
つまり1日あたりでは、約330MBの差があります。
「330MBしか違わない」と感じるかもしれません。
しかし、30日積み重なると10GBになります。
SNSやWeb検索だけなら330MBの差を意識することは少ないでしょう。
一方で、動画・ビデオ通話・テザリングなどを使う人にとって、10GBの余裕はかなり意味があります。
20GBで何ができるかを知ってから判断する
20GBと30GBで迷っている人は、まず20GBで自分の使い方が収まりそうか確認してみましょう。
20GBでも、
Web検索
LINE
SNS
音楽ストリーミング
動画視聴
など、一般的なスマートフォンの使い方は十分できます。
ただし、動画については画質によってデータ使用量が大きく変わります。
同じ1時間の動画でも、低画質とHD・4Kでは使用するデータ量が大きく異なるためです。
そのため、
「YouTubeを見るから30GB」
ではなく、
「Wi-Fiのない場所で、どのくらい動画を見るか」
で考えることが重要です。
そもそも20GBで動画やSNSをどのくらい使えるのか知りたい方は、20GBで何ができるかを詳しく解説した記事をご覧ください。
自宅にWi-Fiがあるなら20GBが有力
20GBと30GBを選ぶうえで、大きな分かれ目になるのが自宅Wi-Fiです。
自宅で、
動画を見る
ゲームをする
アプリを更新する
写真や動画をバックアップする
といった通信量の多い作業をWi-Fiで行っているなら、モバイル通信を使うのは主に外出中になります。
通勤中にSNSを見る、昼休みにWeb検索をする、LINEを使う、ときどきYouTubeを見る程度なら、20GBで収まる人は少なくないでしょう。
反対に、自宅でもモバイル通信を使っている場合は状況が変わります。
動画やアプリ更新などもすべてスマホ回線で行うと、20GBはもちろん30GBでも足りなくなる可能性があります。
つまり、
Wi-Fiありなら20GB寄り、Wi-Fiなしなら30GB以上も検討
というのが一つの目安です。
SNS中心なら20GBで足りやすい
LINE、X、Web検索などが中心なら、20GBはかなり使いやすい容量です。
ただしSNSでも、使い方によってデータ使用量は変わります。
例えば文字中心の投稿を見る場合と、
Instagramのリール
TikTok
YouTube Shorts
などの動画を長時間見る場合では、通信量が違います。
「SNSしか使っていないから大丈夫」と思っていても、実際には短い動画を長時間見ていることがあります。
SNS中心でも動画を見る時間が長い人は、20GBと30GBの境目になりやすいタイプです。
外出先で動画を見るなら30GBが安心
20GBと30GBの差を感じやすいのが動画です。
自宅ではWi-Fiで動画を見て、外では短時間しか見ない人なら20GBでも十分候補になります。
一方で、
電車で毎日YouTubeを見る
昼休みに動画を見る
Wi-FiなしでNetflixを見る
移動時間にTikTokやリールを長時間見る
という人は、30GBの方が余裕を持ちやすくなります。
ここで重要なのは、「動画を見るか」ではありません。
モバイル通信で動画を見る時間がどのくらいあるかです。
自宅で毎日3時間YouTubeを見る人でも、自宅Wi-Fiを使っていればモバイルデータはほとんど消費しません。
反対に、通勤中に毎日1時間動画を見る人は、外出時のデータ消費が大きくなります。
テザリングを使うなら30GBも検討
スマートフォンをパソコンやタブレットにつなぐテザリングを利用する人も、30GBを検討した方がよいケースがあります。
メールやWeb検索だけなら、それほど大きな通信量にはならないこともあります。
しかしパソコンでは、
オンライン会議
クラウドストレージ
動画視聴
大容量ファイルのダウンロード
WindowsやmacOSのアップデート
アプリの更新
などによって、予想以上に通信することがあります。
「出張のときに少しパソコンをつなぐ」程度なら20GBでも候補になります。
一方、
毎週のようにテザリングするなら30GB以上を検討
した方が安心です。
特に仕事で使う場合は、容量不足によって仕事に支障が出ることを考えると、少し余裕を持たせる価値があります。
毎月15GB以下なら20GBが有力
ここからは、実際のデータ使用量で考えてみましょう。
過去数カ月の使用量が、
8GB
11GB
14GB
のような人なら、30GBを選ぶ必要性はそれほど高くありません。
最大でも14GBなので、20GBまで約6GBの余裕があります。
デジタル見直し帖では、データ容量を選ぶときの一つの目安として、
過去3カ月の最大使用量 × 1.2
で考える方法をおすすめしています。
これは通信会社の公式基準ではなく、データ不足を防ぐために約20%の余裕を持たせる当サイト独自の目安です。
最大14GBなら、
14GB × 1.2 = 16.8GB
なので、20GBが有力です。
毎月17〜20GB使うなら30GB寄り
判断が難しくなるのが、毎月17〜20GB程度使う人です。
例えば最大18GBなら、
18GB × 1.2 = 21.6GB
になります。
20GBでは余裕がありません。
もちろん、「20GBを超えたら1GB追加すればいい」という考え方もあります。
しかし、毎月のように容量追加をするのであれば、最初から25GBや30GBのプランを選んだ方が使いやすい場合があります。
目安としては、
| 過去3カ月の最大使用量 | 容量の考え方 |
|---|---|
| 〜10GB | 20GBでもかなり余裕がある |
| 10〜15GB | 20GBが有力 |
| 15〜16GB | 20GBで余裕を持ちやすい |
| 17〜20GB | 20GBと30GBを比較 |
| 20〜25GB | 30GBが有力 |
| 25GB以上 | 30GBでも余裕が少ない可能性 |
20GBと30GBで迷った場合は、普段の平均値だけではなく、一番使った月を見るのがポイントです。
平均15GBでも30GBを選んだ方がいい場合がある
「平均15GBだから20GBでいい」と単純に決めるのも注意が必要です。
例えば、
12GB
13GB
20GB
という3カ月だった場合、平均は15GBです。
しかし、すでに20GB使った月があります。
旅行や出張、長期休暇などで動画を見る時間が増えたのであれば、今後も同じことが起きる可能性があります。
反対に、その20GBが一度きりの特殊な事情なら、毎月30GBを契約する必要はないかもしれません。
つまり、
平均使用量+最大使用量+その月に増えた理由
まで見ると、自分に合った容量を選びやすくなります。
1カ月だけ20GBを超えたからといって30GBに変える必要はない
ある月に21GB使ったからといって、すぐ30GBへ変更する必要はありません。
まず、
旅行だった
出張だった
自宅Wi-Fiが故障していた
動画を一時的に多く見た
など、増えた理由を確認しましょう。
普段は12GB程度なのに、その月だけ21GBだったのであれば、毎月10GB多いプランへ変更すると容量を余らせる可能性があります。
一方、
17GB
19GB
21GB
と継続して増えているのであれば、30GBへ変更する合理性があります。
容量変更は、一度の数字だけではなく傾向を見ることが重要です。
30GBを選んでも毎月余るなら見直す
容量不足ばかりを心配しがちですが、データ容量が余り続けている場合も見直し対象です。
例えば毎月10GBしか使っていないのに30GBを契約していると、
毎月約20GB、1年間なら約240GB分を使わない
計算になります。
もちろん、余った容量そのものに直接お金を払っているとは限りません。
通信品質、通話サービス、サポートなどを含めてそのプランを選んでいるなら問題ありません。
ただ、
「30GBあれば安心だから」
という理由だけで契約しているのであれば、一度20GB以下のプランと料金を比較する価値があります。
データ容量は、多ければ多いほど得というものではありません。
20GBと30GBは料金だけで選ばない
容量を決めるときに注意したいのが、20GBと30GBの料金を単純比較することです。
スマホ料金では、
20GB
25GB
30GB
など複数の容量があり、会社によって料金体系も違います。
さらに、
短時間の無料通話
データ繰り越し
データシェア
店舗サポート
通信品質
eSIM
海外利用
など、基本料金に含まれるサービスも異なります。
そのため、
「30GBなのに安いからお得」
とは限りません。
反対に、
「20GBだから安い」
とも限りません。
まず自分に必要な容量を決め、その容量帯の中で料金とサービスを比較する方が失敗しにくくなります。
容量が決まったら、20〜30GBの格安SIMを料金・速度・通話で比較してみましょう。
20GBと30GBの選び方をタイプ別に判断
ここまでの内容を使い方別に整理すると、次のようになります。
| 使い方 | おすすめ容量の目安 |
|---|---|
| 自宅Wi-Fiあり+LINE・Web中心 | 20GB |
| 自宅Wi-Fiあり+SNSを毎日使う | 20GB |
| 外で動画を時々見る | 20GBから検討 |
| 外で動画を毎日見る | 30GB寄り |
| 毎月15GB以下 | 20GB |
| 毎月17〜20GB | 20GBと30GBを比較 |
| 毎月20〜25GB | 30GB |
| テザリングを頻繁に使う | 30GB以上を検討 |
| 自宅Wi-Fiなし | 30GB以上も検討 |
| 毎月30GB近く使う | 30GBより大容量も比較 |
20GBか30GBかという二択にこだわらず、25GBや35GBなど中間・上位容量も含めて考えることが大切です。
迷ったら「過去3カ月の最大使用量」を確認する
最終的には、スマホの使い方を想像するより、自分の実際の数字を見る方が確実です。
契約中の通信会社のアプリやマイページを開き、
過去3カ月分のデータ使用量
を確認してください。
そして、
最大使用量が16GB程度まで
→ 20GBが有力
17〜20GB程度
→ 20GBと30GBを料金・追加容量で比較
20〜25GB程度
→ 30GBが有力
25GB以上
→ 30GBより大きい容量も検討
という順番で考えると判断しやすくなります。
プランを先に選んで自分の使い方を合わせるのではなく、自分の使い方を確認してからプランを選ぶのがポイントです。
よくある質問
20GBと30GBではかなり違いますか?
30GBは20GBの1.5倍なので、容量としてはそれなりに大きな差があります。
特に動画やテザリングを使う人は、追加10GBの余裕を感じやすいでしょう。
一方、毎月10GB程度しか使わない人にとっては、20GBでも十分余裕があります。
20GBでYouTubeは足りますか?
視聴時間と画質によります。
自宅ではWi-Fiを使い、外出先で1日数十分程度見るなら20GBでも収まりやすいでしょう。
外出先で長時間動画を見る場合は30GB以上も検討してください。
Wi-Fiがあるなら20GBで十分ですか?
多くの場合は20GBが候補になります。
ただし、通勤中の動画視聴やテザリングなど、Wi-Fiのない場所で大量通信する人は20GBを超える場合があります。
20GBを少し超えるだけなら30GBにするべきですか?
必ずしもそうではありません。
容量追加の料金や、25GBなど中間容量のプランも比較してください。
毎月継続して20GBを超えるのであれば、30GBへ変更する価値が高くなります。
30GBあればほとんどの人は足りますか?
一般的なスマホ利用なら余裕を持ちやすい容量ですが、自宅Wi-Fiなしで高画質動画を長時間見る人や、パソコンを頻繁にテザリングする人は30GBを超えることがあります。
まとめ|15GB前後なら20GB、20GB近く使うなら30GBを検討
20GBと30GBのどちらを選ぶべきかは、単純に「多い方が安心」で決める必要はありません。
目安として、
毎月15GB前後までなら20GB
毎月17〜20GB近く使うなら20GBと30GBを比較
毎月20GBを超えることが多いなら30GB
と考えると分かりやすいでしょう。
自宅にWi-Fiがあるか、外出先で動画を見るか、テザリングを使うかによっても必要容量は変わります。
そして最も確実なのは、
過去3カ月のデータ使用量を確認すること。
平均値だけではなく、一番使った月と、その月に通信量が増えた理由まで確認してみてください。
一番安いプランでも、一番容量の大きいプランでもなく、自分が無理なく使い切れる容量を選ぶことが、スマホ料金を見直す第一歩です。

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