「中古スマホを買って格安SIMを入れれば、スマホ代をもっと安くできるのでは?」
結論からいうと、中古スマホと格安SIMは問題なく組み合わせられます。
うまく選べば、毎月の通信料金だけでなくスマホ本体にかかる費用も抑えられるので、スマホ代全体の見直しには相性の良い方法です。
ただし、中古スマホは「SIMフリーと書いてあるから大丈夫」「同じ機種名だから使える」と判断して購入するのはおすすめしません。
同じ機種でも販売元や型番によって対応周波数などが異なる場合があり、SIMを認識しても利用場所によって電波をつかみにくかったり、音声通話やeSIMが使えなかったりする可能性があります。
さらに中古端末では、ネットワーク利用制限、バッテリーの劣化、OSの対応状況、端末ロック、保証といった新品とは違う確認項目もあります。
失敗しにくいのは、中古スマホを先に買うのではなく、使いたい格安SIMをある程度決めてから、その回線で使える端末を探すことです。
この記事では、中古スマホを格安SIMで使うときに、購入前に確認したいポイントを7項目に絞って順番に解説します。
先に結論|中古スマホはこの順番で選ぶ
- 使いたい格安SIMを2〜3社に絞る
- 公式の動作確認端末一覧を見る
- 機種名だけでなく型番・販売元を確認する
- SIM・eSIM・VoLTE・対応周波数を確認する
- IMEIとネットワーク利用制限を確認する
- バッテリー・OS・端末ロックを確認する
- 保証・返品・赤ロム対応を確認して購入する
中古スマホは格安SIMで使える?
中古スマホだから格安SIMが使えない、ということはありません。
重要なのは、中古か新品かではなく、その端末と利用する通信回線の組み合わせが合っているかです。
例えばAndroidスマホでは、同じ機種シリーズでもドコモ版・au版・SoftBank版・楽天モバイル版・メーカー直販のSIMフリー版などが存在する場合があります。
見た目や商品名がほぼ同じでも仕様が異なることがあるため、中古スマホを購入するときは機種名だけでなく型番や元の販売元まで確認しましょう。
また、中古スマホと格安SIMを組み合わせる目的は「とにかく一番安い端末を買うこと」ではありません。
端末代+毎月の通信費を合わせた総額を下げられるかで考えるのが、デジタル固定費を見直すうえでは重要です。
通信料金から見直したい方は、20GB前後で安い格安SIMを比較した記事も参考にしてください。
購入前5分チェック|商品ページではここを見る
中古スマホの商品ページには「Aランク」「美品」「SIMフリー」など、さまざまな情報があります。
初めて購入する場合は、まず次の7項目を確認すれば大きな見落としを減らせます。
| 確認項目 | なぜ確認する? |
|---|---|
| 正式な機種名・型番 | 同じシリーズでも仕様が違う場合がある |
| 販売元・元キャリア | 対応周波数などの確認に必要 |
| SIM・eSIM | 契約するSIMを使えるか確認する |
| IMEI | ネットワーク利用制限を確認する |
| バッテリー | 購入直後の交換リスクを見る |
| OS・端末状態 | あと何年使えるか判断する |
| 保証・返品条件 | 初期不良や赤ロムに備える |
特に、「SIMフリー」「Aランク」という表示だけで購入を決めないことがポイントです。
① 利用予定の格安SIMで動作確認されているか
最初に確認したいのが、利用予定の通信会社が公開している動作確認端末一覧です。
通信会社によっては端末ごとに、
- 音声通話
- データ通信
- SMS
- 5G
- テザリング
- eSIM
などの動作確認結果を公開しています。
中古スマホを買う前に、まずここで端末を検索してみましょう。
例えばIIJmioでは、Androidについて、au・SoftBank・楽天モバイルなど他社向けに販売された端末は、SIMロックを解除しても利用できない場合があると案内しています。
つまり、SIMフリーやSIMロック解除済みというだけでは利用可否を判断できません。
まだ利用する格安SIMを決めていない場合は、格安SIMへ乗り換える前の注意点8つも参考にしてください。
② 型番・販売元・対応周波数を確認する
中古Androidで特に注意したいのが、型番と対応周波数です。
商品ページに「Galaxy」「Xperia」「AQUOS」「Pixel」などの機種名が書かれていても、それだけで判断しない方が安全です。
同じシリーズでも販売された通信会社やモデルによって仕様が異なる場合があります。
商品ページでは次の情報を確認してください。
- 正式な製品名
- 型番
- 元の販売キャリア
- SIMフリー版かキャリア版か
周波数が合わないと「使えるけれどつながりにくい」場合がある
スマートフォンが利用する回線の主要な周波数に十分対応していない場合、SIMを認識して通信できても、場所によって電波をつかみにくくなる可能性があります。
特に中古Androidでは、SIMが入るかどうかだけではなく、利用する回線の主要周波数に対応しているかも確認した方が安心です。
IIJmioではタイプDならドコモ網、タイプAならau網の5G・4G周波数を利用しています。端末が対応する周波数については、端末メーカーの仕様表などで確認できます。
③ SIMロック・物理SIM・eSIM・VoLTEを確認する
古い端末ではSIMロックも確認
近年販売されたスマートフォンではSIMロックを意識する機会は減っていますが、古い中古端末ではSIMロックが残っている場合があります。
ただし、SIMロック解除済み=どの格安SIMでも使えるという意味ではありません。
SIMロックの状態と、通信会社側の動作確認は別々に確認しましょう。
eSIMを使うなら中古端末側も対応している必要がある
格安SIMをeSIMで契約するなら、中古スマホ自体がeSIMに対応している必要があります。
同じシリーズ名でもモデルによって仕様が違う可能性があるので、端末メーカーと通信会社の両方で確認してください。
eSIMの仕組みや乗り換え手順については、eSIMで格安SIMへ乗り換える方法で詳しく解説しています。
2026年は古い端末のVoLTEにも注意
NTTドコモの3Gサービス「FOMA」は、2026年3月31日に終了しました。
またIIJmioでは、4G(LTE)対応機種でも2026年4月1日以降、端末のVoLTE設定がOFFの場合は音声通話を利用できなくなると案内しています。
極端に古い中古端末を選ぶ場合は、4Gに対応しているかだけでなく、VoLTEを含め音声通話まで使えるかを確認してください。
④ IMEIとネットワーク利用制限を確認する
中古スマホ特有の重要な確認項目が、ネットワーク利用制限です。
不正契約・不正取得や、端末代金の未払いなど一定の条件に該当すると、携帯電話会社によって通信を制限される場合があります。
通信できない状態になった端末は、一般に「赤ロム」と呼ばれています。
IMEIで確認する
確認に使うのがIMEIと呼ばれる端末固有の識別番号です。
中古販売店の商品ページにIMEIが掲載されている場合は、元の通信会社が提供しているネットワーク利用制限確認ページへ入力して状態を確認できます。
IMEIはスマートフォン本体でも確認でき、iPhoneやAndroidの多くでは電話アプリで「*#06#」と入力する方法や設定画面から確認する方法があります。
ネットワーク利用制限の表示が現在問題なくても、中古スマホでは後から利用制限がかかった場合に販売店がどう対応するかも確認しておくことが重要です。
数千円安い端末でも、赤ロム時の保証がない場合は必ずしもお得とはいえません。
⑤ バッテリー・OS・必要な機能を確認する
中古スマホでは、通信できるかだけでなく購入後に何年使えそうかも重要です。
バッテリー
外観がきれいな端末でも、バッテリーが劣化している場合があります。
販売店がバッテリー容量や基準を公開している場合は確認しましょう。
公開されていない場合は、購入後すぐにバッテリー交換が必要になる可能性まで含めて価格を比較します。
OSとセキュリティ更新
古い中古スマホほど価格は安くなりますが、OSやセキュリティアップデートのサポート期間が短くなっている可能性があります。
1万円安い端末を買っても、短期間で買い替えることになれば総額では安くならない場合があります。
何年間使う予定なのかまで考えて購入価格を判断しましょう。
普段使う機能も忘れず確認
大学生でも社会人でも、毎日の生活で使う機能がなくなると意外と不便です。
- おサイフケータイ・FeliCa
- 防水・防塵
- 指紋認証・顔認証
- ワイヤレス充電
- 5G
- デュアルSIM
- eSIM
例えば通勤中にモバイルSuicaを使う、昼休みにQRコード決済を使う、仕事用と私用で2回線使うといった場合は、自分に必要な機能を先に整理しておくと失敗を防げます。
⑥ 端末ロック・修理歴を確認する
中古iPhoneはアクティベーションロックに注意
Appleは、中古iPhoneにアクティベーションロックが設定されている場合は購入しないよう案内しています。
オンラインで購入して「iPhoneは所有者にロックされています」と表示された場合は、販売店へ返品する必要があります。
中古iPhoneでは、可能であれば次の項目も確認しましょう。
- バッテリーの状態
- 部品と修理の履歴
- SIMロック
- アクティベーションロック
- 画面・カメラ・スピーカー・マイクなどの動作
Apple自身も、中古iPhoneをオンラインで購入する際は、返品ポリシー、販売店の検査内容、物理的な損傷、バッテリー状態、部品と修理の履歴などを確認するよう案内しています。
Androidも初期化・アカウント状態を確認
Androidでも、以前の所有者のGoogleアカウントなどが残った状態では、正常に初期設定できない可能性があります。
専門の中古販売店なら初期化や検品を行ったうえで販売していることが一般的ですが、個人間取引では特に注意してください。
⑦ 保証・返品・赤ロム対応まで比較して販売店を選ぶ
中古スマホを買うときは、同じ機種の「最安値」だけを比べるのでは不十分です。
販売店によって検品方法や保証条件が違うためです。
最低限、次の内容を確認してください。
- 初期不良の保証期間
- 赤ロムになった場合の対応
- 返品できる期間と条件
- バッテリーが保証対象になるか
- 故障時は交換か返金か
- 返送時の送料負担
- どこまで検品しているか
例えば本体価格が3,000円安くても、一方は保証がほとんどなく、もう一方は赤ロムや初期不良への保証が充実しているなら、単純に安い方がお得とはいえません。
中古スマホは「購入価格+購入後のリスク」まで含めて比べるのがおすすめです。
中古iPhoneと中古Androidでは確認ポイントが少し違う
| 確認項目 | iPhone | Android |
|---|---|---|
| 型番 | モデル・販売地域も確認 | キャリア版・SIMフリー版を特に確認 |
| SIMロック | 設定画面から確認しやすい | 機種・販売元ごとに確認 |
| 周波数 | モデルごとの仕様を確認 | キャリア版では特に重要 |
| eSIM | 世代・モデルごとに確認 | 機種による差が大きい |
| バッテリー | 設定画面で確認できる機種が多い | 確認方法が機種ごとに異なる |
| 端末ロック | アクティベーションロック | Googleアカウントなどを確認 |
特に中古Androidでは、「この機種だから使える」ではなく「この型番をこの回線で使えるか」まで確認するのがポイントです。
中古スマホを買って格安SIMを使うまでの手順
STEP1|現在のデータ使用量を確認する
まず、契約中の通信会社のアプリやマイページで、過去数カ月のデータ使用量を確認します。
20〜25GB前後を使っている方は、20GB前後の格安SIM比較も参考にしてください。
STEP2|格安SIMを2〜3社に絞る
料金だけではなく、通信品質・データ容量・通話・繰り越し・eSIMなどから候補を絞ります。
IIJmioを検討している方は、IIJmio 25GBを実際に使ったレビューも参考にしてください。
STEP3|動作確認端末一覧から中古スマホを探す
通信会社の動作確認一覧で、使いたい機種・型番を確認します。
この時点で、中古販売店の商品ページと通信会社の動作確認ページを見比べると選びやすくなります。
STEP4|端末状態・IMEI・保証を確認して購入する
価格だけで決めず、ネットワーク利用制限、バッテリー、OS、端末ロック、保証・返品条件まで確認します。
STEP5|SIMまたはeSIMを申し込む
今の電話番号を引き継ぐならMNPを利用します。
MNPワンストップに対応した通信会社同士なら、事前にMNP予約番号を取得せずに手続きできる場合があります。
詳しい流れは、MNPワンストップの手順と注意点で解説しています。
STEP6|開通後はWi-FiをOFFにして確認する
格安SIMを開通したら、Wi-Fiを一度OFFにして次の項目を確認します。
- モバイルデータ通信
- 電話の発信・着信
- SMS
- 必要ならテザリング
通信できない場合は、モバイルデータの回線設定、SIMの有効状態、APNなどを確認してください。
当サイトでは、楽天モバイルからIIJmioの音声eSIMへ実際にMNPした際に、開通後の通信・発信・SMSまで確認した手順も公開しています。
中古スマホ+格安SIMが向いている人
- 最新機種でなくても困らない
- 端末代と毎月の通信費を両方下げたい
- 1〜3世代前のスマホでも十分
- SIMの設定を自分でできる
- 商品ページや保証条件を確認できる
例えば大学生など、通信費だけでなく端末購入費もできるだけ抑えたい場合は、中古スマホ+格安SIMは有力な選択肢です。
一方、仕事でスマートフォンを頻繁に使う社会人の場合は、数千円の端末価格差より、バッテリー状態、電波の対応状況、故障時の保証を優先した方が安心な場合があります。
中古スマホが向かない場合もある
中古スマホは、すべての人に向いているわけではありません。
- 最新機能を長期間使いたい
- 端末状態を調べるのが面倒
- 長いメーカー保証を重視する
- 設定やデータ移行を店舗に任せたい
- 中古品そのものに抵抗がある
こうした場合は、新品スマホも含めて比較した方が満足しやすいでしょう。
中古=必ずお得、新品=高いから損、というわけではありません。
端末を何年使うか、保証をどこまで必要とするかまで含めて判断することが重要です。
中古スマホ×格安SIMでよくある質問
中古スマホならどの格安SIMでも使えますか?
いいえ。端末と回線の組み合わせによって異なります。利用予定の通信会社が公開している動作確認端末一覧で、機種・型番を確認してください。
SIMフリーなら確認しなくても大丈夫ですか?
SIMフリーでも、対応周波数、VoLTE、eSIMなどの仕様によって利用状況が変わる可能性があります。SIMフリーという表示だけではなく、通信会社の動作確認も確認するのがおすすめです。
中古スマホでもeSIMは使えますか?
端末がeSIMに対応し、利用する通信会社がその端末・回線でeSIMに対応していれば利用できます。機種名だけでなく型番やモデルも確認してください。
古い4Gスマホならまだ使えますか?
4G対応というだけでは判断できません。特に音声通話ではVoLTEへの対応状況が重要です。利用する通信会社の動作確認結果を確認してください。
ネットワーク利用制限が「△」の端末は買ってもいい?
現在通信できても、将来的な状態変化を考慮する必要があります。購入する場合は、IMEIで状態を確認したうえで、販売店の赤ロム保証内容まで確認しておく方が安全です。
中古スマホは何年前くらいまでなら大丈夫?
「○年前までなら大丈夫」と一律には決められません。発売年だけでなく、VoLTE、対応周波数、OS・セキュリティアップデート、バッテリー状態、利用する格安SIMの動作確認状況を見て判断します。
フリマアプリで中古スマホを買ってもいい?
安く購入できる場合はありますが、IMEI、ネットワーク利用制限、バッテリー、端末ロック、故障、返品などを自分で確認する必要があります。
初めて中古スマホを購入する場合は、検品内容や保証条件を事前に確認できる中古販売店の方が選びやすいでしょう。
購入直前チェックリスト
購入ボタンを押す前に、次の7項目を確認してください。
□ 利用予定の格安SIMで動作確認されている
□ 正式な型番・元の販売キャリアを確認した
□ 対応周波数・VoLTE・SIM・eSIMを確認した
□ IMEI・ネットワーク利用制限を確認した
□ バッテリー・OS・必要な機能を確認した
□ 端末ロックや修理歴を確認した
□ 保証・返品・赤ロム対応を確認した
公式情報・確認先
- IIJmio:動作確認できている端末
- IIJmio:利用している周波数
- NTTドコモ:FOMA・iモード終了の案内
- Apple:中古のiPhoneを購入する場合
- NTTドコモ:ネットワーク利用制限携帯電話機の確認
- au:IMEIの確認方法
- SoftBank:中古携帯電話・ネットワーク利用制限
端末の動作確認状況、対応周波数、OS、eSIMなどの仕様は変更される場合があります。中古スマホを購入する直前に、利用予定の通信会社と端末メーカーの最新情報を確認してください。
まとめ|中古スマホは「格安SIMを決めてから買う」と失敗しにくい
中古スマホと格安SIMを組み合わせれば、毎月の通信費だけでなく端末購入費まで含めてスマホ代を見直せます。
一方、端末価格だけで先に購入すると、「SIMは認識するのに電波をつかみにくい」「音声通話ができない」「eSIMが使えない」といった問題が起こる可能性があります。
購入前には次の7項目を確認してください。
- 格安SIMの動作確認端末
- 型番・販売元・対応周波数
- SIMロック・SIM・eSIM・VoLTE
- IMEI・ネットワーク利用制限
- バッテリー・OS・必要機能
- 端末ロック・修理歴
- 保証・返品・赤ロム対応
初めて中古スマホを購入するなら、「使いたい格安SIMを決める → 動作確認済み端末を探す → 保証内容を確認して販売店から購入する」という順番が分かりやすいです。
端末が決まったあとに通信費も見直したい方は、20GB前後で安い格安SIM比較から、自分のデータ使用量に合う回線を確認してみてください。

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